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2012年2月28日 18時24分


「Pottermore.com」 - 画像はスクリーンショット - Harry Potter and Pottermore Publishing Rights (C) J.K. Rowling Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warners Bros. Ent. All Rights



 [シネマトゥデイ映画ニュース] 今年中の発売が予定されている電子書籍版「ハリー・ポッター」シリーズの、1万8,000館以上の公立図書館・学校図書館への配本が発表された。対象となるのは英語圏だけでなく、世界中。同電子書籍は20以上の言語に対応しているといい、こういった形で「ハリポタ」が世界中の図書館に配本されるのはもちろん初めてのことだ。



 同電子書籍の販売を担当するOverDribe, Incは現地時間2月27日、J・K・ローリングと契約し、これにより同電子書籍が正式配信された際には世界中の公立図書館・学校図書館で利用することが可能になった。デジタル・オーディオブックもその対象だ。

 電子書籍版「ハリポタ」のオフィシャルサイトPottermore.comのCEOであるチャーリー・レッドメイン氏は、同サイトが公共図書館・学校図書館へのサポートに積極的であることを明かし、「これを機に「ハリポタ」シリーズがさらに世界中で読まれることに期待している」とコメントしている。

 すでに英語ほか、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語での配布が決定している同電子書籍だが、2月28日現在、残念ながらOverDribe, Incの取引先リストに日本の図書館は入っていない。

 紙の書籍が全世界で約4億部売り上げている同シリーズがこうしたことを率先して試みることの意味は大きい。「ハリポタ」をより手軽に読んでもらうと同時に、若い世代に電子書籍が浸透するかどうかなど、見逃せない試みだ。(編集部・福田麗)


情報提供:www.cinematoday.jp/


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